【キーボード】コロナ禍によってHHKBの売上が好調な理由
新型コロナウイルスの影響により、大手の会社でも在宅勤務を採用するところが増えてきています。その中で一気に人気が高まっているパソコンや周辺機器の製品が出てきています。
その中でも注目を集めているのが「HHKB」というキーボードです。「HHKB」は25年前に発売されてから今までずっと多くの方に愛されてきている高級キーボードで、ロングセラー商品でありながら近年再度注目の的となっています。
そこで今回は、25年の月日が経ってもいまだに高い評価を得ている「HHKB」についてご紹介していきます。
HHKBが生まれた背景
HHKBが発売されたのは、今から25年も前の1996年のことです。まだWindows95が発売されたばかりで、この頃は主にPCを利用していたのはプログラマーなどの専門職の方で、まだ一般層にまでPCが普及していませんでした。
当時は新しい製品が出るごとにメーカーの都合でキーボードの配列が変わっており、エンジニアは常に大きなストレスを抱えていました。その問題を解決するために、商品ごとにキーボードの配列が変わることに意義を唱える論文を発表した計算機学者の和田英一氏と株式会社PFUが立ち上がり、試行錯誤の上に完成したのが「HHKB」です。
HHKBは、和田氏の「自分のマイキーボードを持ち歩きたい」という願望を実現するため、サイズの小ささと軽さ、充分なキーストロークなどにこだわって作られており、キーボードとしては高額の約3万円という価格設定になっています。
それでも初期モデルはすぐに完売し、いまだに人気が高いのはそのこだわりが多くのユーザーに評価されているからだと言えます。
HHKBが25年間人気を維持している理由
25年も前に発売されたHHKBは、今もなお根強い人気を誇っています。新しい製品がたくさん発売されている今、どうしてHHKBは人気を維持しているのでしょうか?その理由について見ていきましょう。
豊富な6つのラインナップ
HHKBは現在、6つのラインナップをそろえており、その中から自分が使いやすいものを選択することができるようになっています。キーの仕様によって大きく分けると、静電容量無接点式とメンブレンスイッチの2つがあります。
メンブレンスイッチ式はWindows用とMac用の2種類です。その他4種類は静電容量無接点式となります。
残りの4つもそれぞれ特徴があり、ワイヤレス方式・有線の英語配列・有線の日本語配列・高速タイピング性能となっています。
HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列/墨
このようなさまざまな特徴のあるラインナップから選ぶことができるので、キーボードの使用感を選ぶことができる点が魅力的だと言われています。
コンパクトなサイズで疲れ知らず
HHKBの人気の理由は、コンパクトなサイズ感にあります。デスクのスペースをとらないので便利という方もいると思いますが、それ以上に魅力的なのは手首の疲労感を軽減することができるという点です。
手首の移動が多くなると、その分疲労がたまったり腱鞘炎になってしまうことがあります。パソコンに向き合うことが長い職種の方だとこの悩みを抱えている方は多くいることでしょう。
静電容量無接点式でしっとりとしたタイピング感
HHKBはそのタイピングのしっとりとした感覚も人気です。タイピングする文字量が多い方にとっては、ちょっとした感覚で作業効率の違いが出てくるでしょう。HHKBは静電容量無接点式のキーボードがあり、しっとりとした感覚を味わうことができます。
ラインナップによって多少キーボードのタイピング感が異なるので、自分の好みのものを探してみるといいでしょう。
高い耐久性でコスパ◎
HHKBは5400~27500円とキーボードとしては高額な製品となっています。そのため、なかなか気軽には手を出せないと感じる人も多いでしょう。
しかし、その耐久力は高く、3000万回以上叩いても当初のような使用感を維持できる設計となっています。そのため、最初の初期投資が高くても長く同じキーボードを愛用することができるため、コスパは高いと言えるでしょう。
毎日キーボードを多く使用する方からすれば、同じ製品をずっと使い続けられる方がストレスを感じずに済むので、耐久性の高いHHKBはこれだけ長く愛用されているということができます。
メモ
このコロナ禍において、充実した国からの補助金をご存知ですか。
思わぬ給付金があったり補助金対象者になってたりするので一度確認してみましょう。
まとめ 【キーボード】コロナ禍によってHHKBの売上が好調な理由
いかがでしたか?HHKBは25年もの月日が経っても、最前線で活躍する技術者達に愛され続けている高級キーボードです。その使用感や疲労の少なさ、コスパの良さに定評があり、リモートワークを行う方が増えてきた今、再度注目を集めています。
毎日タイピングを行うという方や自分の手が疲労せずにより快適に仕事ができる環境を整えたいという方は、ぜひ一度利用を検討してみてはいかがでしょうか?