授乳 方法 育児

「粉ミルクによる育児」かかる費用と粉ミルク生活のメリット、デメリット

離乳食が始まるまで赤ちゃんは、母乳かミルクで育っていきます。

 

なんらかの理由で母乳が出ずミルクのみで育てていく場合、

 

『ミルクで育てると母乳と何が違うの?』

 

といった疑問を抱いているママさんも多いのではないでしょうか。

私自身も二人の乳飲み子を育てている時にそんな疑問を抱いていました。

 

わが家では母乳とミルクを混合で与えていましたが、

ミルクだけでは栄養不足で赤ちゃんが可哀想など、ネットでいろんな情報が流れてはいるけど実際のところはどうなのか分からなかったです。

 

そんなわけで今回は、以下のような内容の記事を書いていきます。

【この記事の内容】

 

・完全ミルク育児の不安

 

・完全ミルク育児のメリット、デメリット

◇contents

完全ミルク育児の不安

巷でよく言われている赤ちゃんにとっては母乳が一番の栄養素であるとか、母乳で育たない子どもは愛情不足で可哀想など、この昔から語り継がれている説は本当なのかを調べてみました。

お時間ある方は是非参考にしてみて下さい。

 

栄養不足や免疫力不足になる?

古くからは母乳を飲んでいる赤ちゃんは免疫力が高いと言われてきたと思います。

しかし今は粉ミルクも研究が進み母乳とほとんど変わらない成分が含まれています。

 

赤ちゃんにはもともとママのお腹のなかにいる時からもらっている免疫成分があるのです。

 

よく勘違いされているのが、

『生後6ヶ月まで母乳を飲まないと免疫力が低下してしまう』と解釈してる方もいますが、母乳か粉ミルクかで赤ちゃんの免疫力が大幅に変わってくることはありません。

 

粉ミルク育児はアレルギーになりやすい?

2019年に改訂された【母乳離乳支援ガイド】では、母乳にアレルギーの予防効果を示す確定的な根拠はないと記されています。

なので粉ミルクは母乳に近い栄養分が含まれているので赤ちゃんに安心して飲ませることができます。

赤ちゃんが肥満になってしまう?

これは完全にイメージ先行で、きちんとした規定量を守っていれば粉ミルク育児の赤ちゃんが太りすぎるということはありません。

赤ちゃんが泣き出す度にミルクをあげたり、母乳の追加でミルクを足して赤ちゃんが大きくなってくるとそのようなイメージになるのかもしれません。

 

とはいえ愛情不足になる?

結論からいうと愛情不足になるという事はないです。

なぜなら母乳の分泌量は愛情の深さではなく完全に体質によるものです。

これまでは赤ちゃんへの愛情が足りないから母乳が分泌されないなどの説がありましたが、そんなことはないので安心して赤ちゃんと接していきましょう。

 

ミルク育児のメリット

ここからは完全ミルク育児でのメリット、デメリットを解説していきます。

読み終えたあとにミルク育児の良し悪しがしっかりと理解できる内容となっていますので、是非最後までご覧下さい。

 

ママ以外の誰でも授乳ができる

これに関してはかなり大きなメリットではないでしょうか。

授乳といえばどうしてもママに比重が傾いてしまうのですが、ミルクだとパパは勿論おじいちゃんやおばあちゃんまで育児に参加できます。

産後のママの体調がすぐれない時も休んで体力を回復できるなど柔軟な対応が期待できます。

 

粉ミルクは飲んだ量がわかる

粉ミルクだと飲んだ量が一目でわかるので、赤ちゃんに栄養が足りてないかもという不安が解消されます。

そして粉ミルクからは母乳に足りないビタミンDも補充できるという利点もあります。

 

ママの食事や服薬に制限がない

母乳で授乳するときはどうしても、体内に取り入れるものに気を配りがちになってしまいます。

アルコールはもちろん風邪薬ひとつにとっても摂取することに非常に悩ましく感じてしまいます。

これはコーヒー好きな方にとっても大きなメリットの一つだと思います。

 

外出先での授乳に困らない

ベストは授乳室ですがまだまだこの日本、そのインフラはどこにでも整っている訳ではありません。

飲食店であっても母乳だと抵抗を感じる方は多いと思います。

その点ミルクだと環境させ良ければ一目を気にせず授乳ができるというメリットがあります。

 

ミルク育児のデメリット

粉ミルク代がかさむ

やはりこれがどうしても最大のデメリットだと言わざるをえません。

単純に母乳だとタダです。

粉ミルクの他にも哺乳瓶や乳首、消毒液などの道具を揃えることによりどうしても出費はかさんでしまいます。

ミルクを作る手間と時間がかかる

これも大きなデメリットの一つだと思います。

母乳だと赤ちゃんが泣けば咥えさせるだけでよいですが、ミルクだと作る手間と温度調整にどうしても時間がかかってしまいます。

その間赤ちゃんが泣いていたとしてもいっぱい泣いたからその分たくさんミルクを飲んでねと、心に余裕を持った育児を心がけていきたいです。

 

外出時に荷物が増える

これもいたしかたない事なのですが、粉ミルクやお湯、哺乳瓶など母乳育児だとオムツだけで済むような外出でも荷物がかさばってしまいます。

 

まとめ

この記事をまとめると以下の通りです。

 

これまで粉ミルクは母乳に比べ栄養や免疫力不足になると言われてきましたが、そんなことはなく現在では研究も進み栄養面も豊富で母乳と遜色なくほぼ同じ成分で作られています。

ミルク育児最大のメリットは誰でも赤ちゃんに授乳させることができ、普段育児に疎遠な夫の協力を得やすいことでしょう。

逆に最大のデメリットとはミルク代が馬鹿にならないということです。

 

とはいえ愛しの可愛い赤ちゃんが無事にすくすくと成長してくれるのであれば、どちらが良いとかどちらに拘る必要は無いかと思います。

 

正直私の経験から、卒乳して離乳食期間を迎えるともっともっと手間がかかってきます。

 

今しかないこの授乳期間をむしろ楽しむつもりでストレスなく赤ちゃんに愛情を注いでいってあげて下さい。

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